ハンザワブログ

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死亡・相続で、クレジットカードの手続きはどうする?手続きまとめ

クレジットカード

こんにちは!ハンザワです。
本日は相続関連の記事です。現代社会では相続関連の手続きの中で、「クレジットカード」の解約手続きは必須と言っても良いでしょう。

日本人の80%以上はクレジットカードを保有しているというデータがありますからね。故人がクレジットカードを保有していた場合の手続きをまとめましたので、ぜひこの記事を参考にしてください。

クレジットカードの相続手続きの優先度は高め

他の記事では「役所関連の相続手続き」「生活インフラ関連の相続手続き」について記載しましたが、それらと並んで「クレジットカードの相続手続き」も優先順位が高いです。

クレジットカードは年会費がかかるものもあり、お金が関係してきますからね。また、セキュリティの面からも早めに手続きしておきたいところです。

ハンザワ家が体験した相続手続きでは、故人が実際に使っていたクレジットカードは2枚であり、そこまで大変ではなかったのですが、遺品の中には使っていないけど生きているクレジットカードもありました。漏らさず手続きをすることが大事です。

故人が何のクレジットカードを使っていたのか調べる

まず、クレジットカードの所在確認。。。と考えたくなるのですが、カードの明細書等があれば一番話が早いです。もし、明細書が見つからない場合は、銀行の預金通帳を見ると、引落しの履歴が確認できるかと思います。

ハンザワも、カードの明細書が数か月前のものしか見つからなかったので、銀行の預金通帳から履歴を辿りました。

きちんと記帳されていれば、カード会社の名前が「摘要欄」に載っているので、そこから使用しているカード会社が割り出せます。(※クレジットカード名がわからなくても、カード会社の名前がわかれば、手続きができるのです。)

もし記帳されていない通帳が見つかった場合は、記帳しに行くようにしてください。何か手掛かりが見つかると思います。

クレジットカードの引落内容を確認

明細書が見つかれば、そのクレジットカードから何の料金が引き落とされているのかが分かります。分からない場合は、カード会社に連絡した際に確認すれば教えてもらえます。

例えば、ハンザワ家の場合は、「携帯電話料金」「テレビ」「電話の回線会社」からの料金の引き落としにカードが使われていました。

それぞれ、クレジットカードの引落先の会社へも連絡が必要になります。あわせて、締め日と残りの引き落とし金額がいつになるのかも確認しましょう。

カード会社へ連絡する際の注意点

カード会社への連絡先は、「明細書」や「クレジットカード裏面」に載っているので、そこで確認しましょう。コールセンターは混みあっている場合が多いので、連絡をする前に、聞きたい内容をまとめておくようにしましょう。

なお、カード会社の人にして頂くことは、「カード利用停止手続き」と「未払料金の請求」だけです。クレジットカードは自分でハサミを入れて破棄することになります。

相続手続きでの銀行への連絡前に、カードの引き落としが完了すれば問題ありませんが、銀行へ連絡して「口座凍結」されてしまった後にカードの引き落としがある場合がほとんどになると思います。

連絡した日にちにもよりますが、締め日がまだで翌月の引き落としになるケースが多いでしょう。その場合は、それぞれの会社に料金を振り込まなければいけません。振込手数料は自分持ちになります。

ハンザワが連絡したカード会社の人は、口頭で振込先の銀行、支店名、口座番号を伝えてくれました。しっかりとメモして、振込手続きを行うようにしましょう。

クレジット機能以外のお得があるクレジットカードについて

クレジット機能以外にも、何かしらのお得があるクレジットカードもあります。例えば、ハンザワ家の場合だと、百貨店のお得意様カードを祖父が持っていました。

祖父に会員資格があり、家族については、家族カードを使う事で優待価格での買い物をできるという内容です。

通常ですと、会員資格を得るまでには、色々と面倒な手続きが必要になるのですが、今回は相続発生ということで、残された家族については家族カードを一旦返却し、会員資格を引き継いで本カードを保有することができるという内容でした。

このような特殊な内容については、残された家族は知らないことが多いのではないでしょうか。

ハンザワの場合も、改めてネットから問い合わせ先を探したり、規約を読んだりとカードの内容を理解するのに時間がかかりましたし、単純に利用停止をするだけではないため、結構厄介でした。

残された遺族はそのようなカードを今後どのように利用するのか、もしくは解約するのかについて意向を固めなければなりません。

使っていないが生きているクレジットカードについて

使用はしていないが生きているクレジットカードについては、急がなくて良いものの、同じように内容確認が必要になります。

カードの利用履歴がないものの、カードが使える状態のまま残っているのは気持ち悪い話です。カード会社に連絡後は、ハサミを入れて破棄をして、きれいに整理しておく方が良いでしょう。後から「このカードは使えるのかな?」等悩む必要がなくなります。

最後に

クレジットカードに特化して書きましたが、クレジットカードの他にも様々なカードの遺品があることでしょう。中には生協の組合員証のように出資金を出しているので、脱退の届け出が必要になるものもあります。

また最近では、カード式の電子マネーも多くあり、高齢の方でも使用しているケースが多いので、電子マネーの残高確認もあわせてするようにしましょう。

それでは!