ハンザワブログ

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ストレッチの誤解。ダイエット効果はない?痩せる身体ができる?

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こんにちは!ハンザワです。
本日はダイエットについての記事です。ストレッチとダイエットの関係性について調べてみました。ダイエットに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

ストレッチで痩せる?

あなたは「体幹リセットダイエット」という本を知っているでしょうか。2017年に大ヒットした書籍なのですが、この本の発売以降「ストレッチで痩せる!」という情報をネット等でよく目にするようになりました。

でも、本当にストレッチで痩せるのでしょうか?気になったので、調べてみました。

ストレッチ自体では運動にならない

ハンザワが一番疑問に感じているのは「ストレッチはほとんど身体を動かさない。それなのにカロリーが消費できるのか?」という点です。ストレッチの運動強度(METs)をチェックすることで、消費できるカロリーを見てみましょう。

運動によって人間の消費するカロリーは、運動強度を使用して、下記の計算で求められます。

消費カロリー(kcal)=1.05 × 運動強度(METs) × 活動実施時間(分) ÷ 60 × 体重(kg)

 

調べてみると、ストレッチの運動強度は2.5METsらしいです。2.5METsと言われてもピンとこない人が多いと思いますので、主な運動の運動強度を下記にまとめました。

  運動強度(METs)
座っているだけ 1.0
ストレッチ 2.5
ヨガ 2.5
普通歩行 3.0
速歩き 4.0
自転車 4.0
階段を上がる 8.0
ランニング 10.0
水泳(クロール) 11.0

上記表からわかるように、ストレッチは普通歩行よりも運動強度が低いです。つまり、ストレッチするよりも、ただ歩いただけの方がエネルギーを消費するということです。

ランニングや水泳等と比較すると、さらに差は歴然です。効率的にカロリーを消費してダイエットを行うためには、少なくとも4.0METsは欲しいところです。

ストレッチの運動量では、ダイエットには全然足りていないと言えるでしょう。

ストレッチすることにより運動しやすい身体ができる

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ストレッチは運動量が確保できず、消費カロリーが少ないことは理解して頂けたと思います。しかし「ストレッチはダイエットにおいて何も意味はない」かと言うと、そうではありません。

言うまでもないですが、ストレッチの目的は身体(筋肉)を柔らかくすることです。

身体(筋肉)を柔らかくすることによって動きの振れ幅、つまり「筋肉の収縮」を大きくすることができます。

筋肉は収縮が大きいほどエネルギーを消費するため、「ストレッチで柔らかい身体を作る=痩せやすい身体を作る」となるわけです。

結論=ストレッチだけでは痩せない

まとめると「ストレッチだけでは痩せない、しかし他の運動と組み合わせるとダイエット効果が上がる」と言えるでしょう。

2017年に流行した体幹リセットダイエットを行う場合も、ランニング等の別のダイエット方法を併用しないのならば、効果は出にくいでしょう。

最後に

ストレッチには身体のパフォーマンスを向上させたり、疲労回復を手伝ったりする効果もあります。ダイエット目的ではなくても、凝り固まった筋肉は伸ばしてあげると良いでしょう。

それでは!