ハンザワブログ

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年収を増やす手段は転職のみ!雇用回復での給料上昇は限界有

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こんにちは!ハンザワです。
本日は転職・働き方についての記事です。ブルームバーグに興味深いニュースが載っていたので、紹介します。アベノミクス、雇用回復による賃金上昇には限界があるという、厳しい現実を突きつけられた内容になっています。

ニュースの概要

以下はブルームバーグのニュースの、冒頭部分からの抜粋です。

福井県は経済統計上では理想的な地域だ。景気は拡大し、雇用は日本一の売り手市場。どの県よりも女性は働いている。しかし、山本さんの暮らしは一向に良くならない。賃金が微増にとどまる中、衆院選で聞こえてくるのは次の消費増税の使い道だ。「困りますね。出費が増えますから」と肩を落とす。

【引用元】有効求人倍率全国1位でも賃金は微増、福井にみるアベノミクスの限界 - Bloomberg

長い記事ですが、要約すると下記のようなことが書いてあります。

福井県では、雇用関連の指数は「良い数字」が出ているが、給料を上げられない会社が多い

データで見ると福井県の雇用はとても好調

  福井県の雇用関連の数字 備考
有効求人倍率 2.1倍 東京都と並んで全国1位
失業率 1.9% 全国平均(2.8%)を大きく下回る
女性の就業率 76% 全国1位

上記に福井県の雇用関連の数字を表にまとめました。どれも素晴らしい数字が並んでいる。福井県はとても景気が良いのでしょうか。データだけを見れば「地方創成」「女性活用」と福井県は、まさに安倍政権の掲げる経済回復を実現している都市のように思える。

しかし、福井県では賃金が上がっていない

非常に好調な福井県の雇用関連の指標。しかし、福井県では給料が全然上がっていない。ブルームバーグのニュース内にもありますが、福井県では賃金が2016年までの5年間で年平均1.5%の増加、2014年の消費増税などの物価変動を加味した実質賃金は0.5%の増加だけです。

有効求人倍率、失業率が改善しても給料はあがらない現実

おそらく福井県には「人手不足に悩んでいる。そして、業績にも悩んでいる」という会社が多いのではないだろうか。日本は少子高齢化のため、この先自然と有効求人倍率は上がり、失業率は改善するでしょう。その現象が過疎化の進む福井県で、全国に先駆けて起きているのではないだろうか。それでは給料はあがらない。

統計上良い数字が出て、福井県の景気が良いように思えるのは「まやかし」だ。決して良い意味での「有効求人倍率の改善」「失業率の改善」ではないのである。それでは給料は上がるはずがない。

年収を増やすには転職しかない

仮に業績が良くない中小企業に勤めているとして、上司や社長に「自分はこんなに頑張っているのだから、給料を上げてくれ」というのはナンセンスだ。本人がいくら頑張っていても、会社の業績が良くなければ給料なんて上げられない。

例として、業績の良くない中小企業を挙げたが、業績の良い大企業だったとしても、給料の大きなジャンプアップは難しいだろう。本気で年収アップを考えるとしたら、地道に現在の会社で頑張ってもダメなのである。

本気で年収を上げたいと思ったら転職しかない

給料を大きく上げるには転職しかない。もちろん転職したからといって、必ず給料が上がるわけではない。そのため、求人条件は入念に確認する必要はあるが、本気ならば転職サイトに登録して「まず動く」べきだろう。

様々な転職サイトがあるが、1つだけあげるとするなら高年収の案件を主に取り扱っているビズリーチに登録して調べるのが良いだろう。無料登録するだけで、どのような年収の求人があるのか調べることができる。

最後に

選挙で自民党が圧勝になったことで、消費税が上がることはもはや確実です。果たしてその頃には賃金上昇は成されているのでだろうか。福井県の現実を目の当たりにすると、どうも大きな賃上げは現実的だとは思えません。

それでは!