世界経済インデックスファンドの積立で良いのか?セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド等と比較してみた
こんにちは!ハンザワです。
本日は資産運用の記事です。世界経済インデックスファンドという投資信託をご存知でしょうか。世界経済インデックスファンドはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと並んで、バランスファンドの積立で人気がある投資信託です。ハンザワも世界経済インデックスファンドをコツコツと買い足しています。
- 世界経済インデックスファンドとは
- 世界経済インデックスファンドとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが積立で人気の理由
- 新興国に投資していて運用コストの低いバランスファンドを調べてみた
- それでも世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選ぶメリットはある
- 積立を行う場合はネット証券を利用する
- 最後に
世界経済インデックスファンドとは
世界経済インデックスファンドはその名前の通り、世界全体に投資しているバランスファンドです。国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券に投資しています。一本の投資信託を購入するだけで、世界の株式・債券に分散投資が可能です。
世界経済インデックスファンドとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが積立で人気の理由
世界経済インデックスファンドとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが投資信託の積立で人気の理由は下記です。
以前は新興国を投資対象に含めていて、運用コスト(信託報酬)の低いバランスファンドが少なかったため。
世界経済インデックスファンドとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基本組み入れ比率と信託報酬を一覧表にしました。
世界経済インデックスファンド (2017年9月時点) |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド (小数点以下は四捨五入。2017年6月末時点) |
|
国内株式 | 5% | 4% |
国内債券 | 5% | 7% |
先進国株式 | 30% | 40% |
先進国債券 | 30% | 43% |
新興国株式 | 15% | 6% |
新興国債券 | 15% | 0% |
信託報酬 | 0.54% | 0.68%±0.03% |
新興国に投資していて運用コストの低いバランスファンドを調べてみた
現在は投資信託の数が多くなり「新興国に投資しているバランスファンド」も「運用コストの低いバランスファンド」もたくさんあります。世界経済インデックスファンドとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド以外で、投資対象に新興国を含めていて、運用コストの低いバランスファンドを調べてみました。下記は基本組み入れ比率と信託報酬の一覧表です。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | たわらノーロード バランス(8資産均等型) | iFree 8資産バランス | |
国内株式 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
国内債券 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
先進国株式 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
先進国債券 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
新興国株式 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
新興国債券 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
国内リート | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
先進国リート | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
信託報酬 | 0.2376% | 0.2376% | 0.2484% |
楽天証券 で購入できる、運用コストが年0.25%以下の投資信託を調べただけでも3本もありました。どのインデックスファンドも世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと比べて、半分以下の運用コストです。おまけに国内・海外リートにも分散投資されています。(ここらへんは好みが分かれるかも知れませんが)
現在、世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを積み立てている人は、より運用コストの低いバランスファンドに積み立てを切り替えるのも手かも知れませんよ。もちろん分散の割合が好みならばですが。
それでも世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選ぶメリットはある
それでは、より信託報酬(運用コスト)が安いバランスファンドが登場したことで、世界経済インデックスファンドやセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選択する理由はなくなってしまったのでしょうか。実はそんなことはありません。
今でも世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選ぶメリットは大いにあるのです。
世界経済インデックスファンドとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは今までに莫大な運用資産を集めています。そのため運用資産が少ないファンドよりも「効率的な運用ができる」可能性が高いのです。(実質コストを安く抑えられる可能性があります)
また、多くの資産を集めているため「ファンドが途中で終了してしまう心配がない」です。最近設定されたファンドは資産が増えていくか未知数であり、運用期間の途中で終了してしまうリスクがあるのです。
積立を行う場合はネット証券を利用する
これは世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに限ったことではないですが、積立投資を行う場合はネット証券を利用しましょう。ネット証券ならば積立にかかる手数料は無料です。
世界経済インデックスファンドはネット証券大手である、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはセゾン投信で積立てることが可能です。口座開設は公式サイトからの申し込みで簡単にできます。
ちなみに、世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは積立NISA(つみたてNISA)で申し込み可能な商品として、金融庁の許可をもらっています。普通に積立投資するよりも、積立NISAを利用した方が非課税になるのでお得です。まだ積立NISAを利用していない人は、利用するようにしましょう。
つみたてNISA(積立NISA)で勘違いしやすいポイントまとめ。スイッチングは?複数商品は可能?
最後に
インデックス投資家はコストに徹底的にこだわる人が多いです。その要望に答えるように、近年は低コストのインデックスファンドが次々と設定されています。個人投資家にとっては、歓迎すべき状況ですね。
それでは!