ハンザワブログ

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ローソン銀行の金利は?手数料は?セブン銀行を越えられるか?

銀行の通帳

こんにちは!ハンザワです。
本日は「新しい銀行誕生」の記事です。ローソンと言えば誰もが知っているコンビニですよね。そのローソンが新しく「ローソン銀行」を開業したことを知っているでしょうか。

「銀行の革命児」となるかも知れないローソン銀行について、期待を込めて紹介をまとめてみましたので、ぜひご覧ください。

ローソン銀行が誕生する!

2018年9月10日にローソン銀行が誕生しました。一般向けのサービスは2018年10月15日から開始する予定です。コンビニ大手のローソンが銀行業に参入するということで、注目度が高く、サービスへの期待値も高いです。

ローソン銀行の特徴・疑問点・期待することについて下記にまとめてみました。

①ローソン銀行の金利は?

「ネットバンク=高金利」というのは昔の話です。現在ではメガバンクの金利と大差ないネットバンクが多くなっています。その中でも頑張っているのは楽天銀行とイオン銀行です。

  普通預金金利 条件
楽天銀行 0.10% マネーブリッジ(楽天証券の口座と連携させるだけ)
イオン銀行 0.10%~0.12% プラチナステージ→0.12%
シルバーステージ→0.10%

 

条件付きではありますが、この低金利の時代に普通預金で0.10%~0.12%の金利がつきます。特に楽天銀行は普通預金金利が0.10%になる条件が簡単なため、利用しない手はありません。

ローソン銀行には楽天銀行やイオン銀行くらいの金利を提供してくれることを期待しましょう。

【公式サイト】楽天銀行

 

【公式サイト】 楽天証券

②ローソン銀行の振込手数料は?

ネットバンクでは取引内容(ステータス)によって、月に数回の振込手数料無料が常識になりつつあります。前述の楽天銀行とイオン銀行の振込手数料無料回数は以下の通りです。

  振込手数料無料回数
楽天銀行 アドバンスト→月1回
プレミアム→月2回
VIP→月3回
スーパーVIP→月3回
イオン銀行 シルバーステージ→月1回
ゴールドステージ→月3回
プラチナステージ→月5回

 

ローソン銀行でも同様のサービスが行われることが想定されます。簡単な達成条件で、多くの振込手数料無料回数が付与されるのならば、ローソン銀行を利用する価値が高まりそうですよね。

③ローソン銀行の提携銀行キャッシュカード利用手数料は?

個人的に一番気になっているのが「他銀行キャッシュカード利用時の手数料」です。

現在ローソンに置いてあるATM(ローソンATM)は入金・出金手数料が無料となる金融機関がたくさんありますが、これがローソン銀行の管轄となることで改悪されないか心配しています。

ローソン銀行は事業方針に「地域金融機関との連携」を掲げていますので、地銀・信金等の地域金融機関のキャッシュカードによる入金・出金手数料は優遇される気がしますが、それ以外はどうでしょうか。状況を注視していきたいと思います。

④ローソン銀行のポイント(Ponta)は?

同じく大手コンビニのグループ銀行である「セブン銀行」は取引に応じてポイント(nanaco)がつくことを武器にしています。

ローソン銀行でもセブン銀行と同様に、取引によってポイント(Ponta)がつくことが期待されます。(Pontaポイントは使用できる場所が少ないため、個人的には別のポイントを付与してもらいたいですが)

⑤ローソン銀行のクレジットカードは?

こちらは既に発表されていますが、ローソン銀行独自のクレジットカードを2019年1月を目処に発行する予定です。

ポイント還元率1.0%を越えるような高還元率のクレジットカードが誕生することを期待します。

⑥ローソン銀行は加盟店に対する売上入金や給与振込に使用される?

一般の利用者にはあまり関係のないことかも知れませんが、ローソンの社員やローソン加盟店等に支払われる給与や売上はローソン銀行を利用することになるそうです。

まあ、自分の勤務先のグループが銀行を始めると、このようになるのは宿命ですよね。

⑦ローソン銀行が目指すキャッシュレス決済とは?

ローソン銀行の大きな事業方針の1つに「キャッシュレス化」への注力があります。

具体的な仕組みは明言されていませんが、クレジットカード、デビットカード、QRコード、電子マネー、バーコード、NFC(近距離無線通信)以外で、新しい決済の仕組みの提供を考えているそうです。

個人間送金にも対応できる仕組みとなるよう進めているようで、利便性は高そうです。明らかになり次第、当ブログで詳細を紹介したいと思います。

ローソン銀行は大先輩のセブン銀行に勝てるのか?

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セブンイレブンのグループであるセブン銀行は2001年からサービスを開始しています。同じコンビニグループ系の銀行として、ローソン銀行は17年のブランクの中、参入するわけです。

果たしてローソン銀行はセブン銀行に勝てるのでしょうか。これだけ後発になると、余程の経営戦略が必要になるでしょう。

顧客獲得に向けた、大規模なサービスの拡充に期待したいものです。

最後に

サービスの改革には変化が必要です。株式・投資信託等の投資商品はネット証券の存在が大きくなったことで、手数料競争・低コスト商品の発売が行われました。

ローソン銀行の誕生により、銀行サービスにも大きな改革の波が生まれることを期待しましょう。

それでは!