ハンザワブログ

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男性の育児休暇(育休)、上司や同僚は肯定的?本当か?

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こんにちは!ハンザワです。
本日は男性の育児休暇(育休)取得についての記事です。あなたの働いている会社では、男性社員が育児休暇を取得できていますか?おそらく男性は育児休暇を取得できていない会社がほとんどでしょう。「なぜ男性は育児休暇を取得できないのか」について、日経新聞電子版にニュースが載っていましたので紹介します。

ニュースの概要

以下が日経新聞電子版からの引用です。

男性の育児休業取得が進まない要因の一つに、「自分は育休を肯定するが、周囲は否定的に違いない」と誤って忖度(そんたく)してしまう「多元的無知」と呼ばれる心理現象があるとの調査結果を、九州大の研究チームがまとめた。20日付の欧州科学誌電子版に発表した。

【引用元】男性育休、忖度が阻む? 「周りは否定」と勘違い :日本経済新聞

ニュースの内容について、どう感じただろうか?ハンザワは強く疑問を感じました。

本当に上司や同僚は男性の育児休暇取得に肯定的なのか?

ニュースでは「忖度」「多元的無知」等の難しい言葉が使われているが、要するに「男性の勘違い」が育児休暇取得を妨げているという内容である。その「男性の勘違い」を簡単な言葉で下記にまとめてみました。

育児休暇を取れない男性の勘違い

会社の上司や同僚は男性の育児休暇に肯定的。それなのに、本人が勝手に「会社は男性の育児休暇取得に否定的だ」と決めつけている。そのため男性は育児休暇をとっていない。

本当にそうなのだろうか?上司や同僚は男性の育児休暇取得に肯定的なのだろうか?全くそのようには思えない。

日本の男性の育児休暇取得率の低さは異常

毎年厚生労働省は日本の育児休暇取得率を発表しています。最新(2016年)の統計結果では、男性の育児休業取得率は3.16%です。ここまで低いと、とても社会に浸透しているとは言えないだろう。そのような社会に浸透していないものに対して、肯定的になれる上司や同僚は果たして本当に多いのだろうか。

ちなみに女性の育児休暇取得率は81.8%です。男女でここまで差がある国も珍しい。男女で育児休暇の取得率がほぼ同じ国(ノルウェー、スウェーデン等)もあるのだから、日本だけ無理と言うことは無いはずだ。国や会社が男性の育児休暇取得にそれほど積極的ではないことが理由だろう。繰り返しになるが、そんな中で男性の育児休暇取得に肯定的な会社の人は本当に多いのだろうか。

女性の育児休暇取得に心から肯定的な会社も少ないのでは?

女性の育児休暇取得を心から肯定している会社も少ないのではないだろうか。どこの会社も人材が余っているわけではない。貴重な人材に長期で抜けられるのは会社にとって痛手だ。「本音を言うと少しでも早く戻ってきて欲しい」と思っている会社がほとんどではないだろうか。しかし、育児休暇は「権利」だから「仕方がない」と考えている会社が多いのではないだろうか。

最後に

日本で「男性が当たり前のように育児休暇を取れる時代」はいつになるのでしょうか。そのような時代になった時、政府の掲げる「働き方改革」「男女平等」は達成されているのかも知れません。

それでは!