ハンザワブログ

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有給休暇を日本人が「とらない」「とれない」理由を考えてみた

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こんにちは!ハンザワです。
本日は働き方・有給休暇についての記事です。セブン&アイ・ホールディングスと住友林業の「休み方改革」がニュースになりましたので、ニュースの概要と有給休暇についてハンザワが思っていることを書きたいと思います。

ニュースの概要について

下記は日経新聞の報道からの引用です。

従業員が休みやすい環境をつくる「休み方改革」に企業が動き始めた。セブン&アイ・ホールディングスは主要8社の約2万5千人を対象に、部署ごとに有給休暇を一斉に取得する仕組みを導入。住友林業も今年から顧客への営業をしない「定休日」を年4日増やす。人手不足が深刻化するなか、優秀な人材の確保へ環境整備が必要と判断した。世界的に低い日本の有休消化率の改善につながりそうだ。

【引用元】

「休み方改革」職場一斉 人材確保へ有休促す :日本経済新聞

セブン&アイ・ホールディングスと住友林業が、社員が多く休める仕組みを導入するというニュースです。このニュースを見て、みなさんはどう感じたでしょうか?

ハンザワは素直にセブン&アイ・ホールディングスと住友林業の取り組みを評価したいです。主要国の中でも有給休暇をなかなかとらない、日本人の働き方改革に繋がれば良いなと感じました。

日本人はなぜ有給取得率が低いのか

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日本人の有給休暇取得率は主要国の中で極めて低く、常に韓国と最下位争いをしています。エクスペディア・ジャパンの調査によると、日本人の有給休暇取得率は40~50%程度(これでも体感よりは高いと思うが…ハンザワだけ?)であり、アメリカ等の主要国と比べると30%以上も有給休暇取得率に差があります。この大きな差の原因は何でしょうか?ハンザワなりに理由を3つ考えてみました。

理由① 仕事に対して真面目な人が多い

日本人は仕事に対して生真面目に取り組んでいる人が他国に比べて多いと思います。有給休暇をとったとしても、仕事のことが気になってメールをチェックしてしまう…何て人も多いのではないでしょうか。日本人の気質かも知れません。

理由② 仕事が忙しくて休めない

会社は利益をあげるための組織ですので、部署に余分な人を配置したりしません。人が少ない中、日々の業務に追われて働いている人がほとんどでしょう。「毎日の仕事が忙しく、なかなか休みなんて取れない。人を増やしてくれれば休みがとれるのに」と思っている人も多いのではないでしょうか。

理由③ 上司・同僚の問題

上司あるいは同僚が有給休暇をとっていない中で、「自分だけが有給休暇をとること何てできない」と思う人は多いのではないでしょうか。「口では有給休暇を推進するとか言ってるけど、言っている上司本人が休んでいない。そんな中で自分だけが有給休暇をとると査定に響くのでは?」とか考えてしまうと休みをとれないですよね。

有給休暇をとれない人は、自分の仕事をコントロールできない人

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上記にあげた3つの理由、あてはまる人も多いのではないでしょうか。ハンザワもあてはまります。しかし、理由③は会社に問題があるとしても、理由①②は果たして有給休暇を本当に取れない理由なのでしょうか。理由①②で有給休暇がとれていない人は、仕事に対する取り組み方、自分の仕事のコントロールの仕方を考え直してみてはいかがでしょうか。

自分の仕事を他人に引き継げるのも能力の一つ

まずは「理由① 仕事に対して真面目」なのが原因で有給休暇をとれていない人。このタイプの人は「自分の仕事を他人に引き継げるのも能力の一つ」と認識した方が良いです。誰かに引き継ぐことや教えることが苦手なため、自分で抱えて仕事をやっていませんか?組織では自分で抱え込むよりも、他人に引き継げる人の方が重宝されます。

「自分がいないと仕事が回らない」の考えはダメです。思い上がりの自己満足に過ぎません。そんなものは責任感でも何でもありません。本当に責任感があるのならば、あなたが数日休んでも仕事が回るよう引き継ぎを上手く行うべきです。

ダラダラと働いていませんか

次は「理由② 仕事が忙しくて休めない」と考えて有給休暇を取れていない人。このタイプの人は人員が増えて業務量が減っても、何かと理由をつけて有給休暇をとらないタイプです。本当に今日や明日にやらなければならない仕事だけで手一杯なのでしょうか?

業務効率化を意識せずにダラダラと働いている人が多いのではないでしょうか。日本の会社はダラダラと働く人に寛容です。評価を下げるどころか残業代というオマケまで与えます。そのため日本人にはダラダラと働いている人は多いと思います。一度、胸に手をあてて考えてみましょう。

会社の問題で有給休暇を取れないのならば、転職もあり

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有給を取りにくい文化の会社は、未だに多くあります。しかし、そのような会社は時代遅れです。特に若者は「ワークライフバランス」を重視する傾向にあるため、休暇が取得しにくい会社には、自然と若い優秀な人材が集まらないようになっていくことでしょう。

自分のワークライフバランス充実のためにも、有給休暇が取りやすい会社を大手転職サイトのリクルートエージェントや高年収案件が多いことで有名なビズリーチで探してみてはいかがでしょうか。休暇が取りやすい会社は、今後ますます人気が高くなり、成長していく会社になることでしょう。

最後に

時代の流れから、有給休暇を推進する会社が増えてきています。一向に日本人の有給休暇取得率が上がらないのは、働いている私たちの意識にも原因があると思います。ハンザワも偉そうなことを書いていますが、改善すべき点は多いです。有給休暇が取れないのを会社の責任にせず、まずは自分が変われるところから変わっていきましょう。

それでは!